まだ見ぬ神保町へ

まだ見ぬ神保町へ

ひとり部屋の中をひと回り

年がまたひと回り
寒さがこまかくこまかく

記憶を刻んで盗んでく
待てよと言う間に空に浮かんでく

あなたから色が剥がれ
足もとから順に粉が散るよに
わたしの頭のなかから去ってゆく

神保町に行けばあるかな
記憶を留める古文書が

あなたを彩る描き方が
あなたと近づく指南書が

そんなことを考えては
ひとり部屋の中をもうひと回り

いつの間にか年がまたひと回り

神保町へはまだ行くことはなく
雪がはらりと降った知らせだけを聞く

人の記憶の帰る場所
神田神保町

日テレドラマ

BOOTHにてネット販売を始めました!

家畜の歴史について その30

漫画全巻ドットコム
勇者ヨシヒコ

関連記事

  1. その羽いいね

    その羽いいね あまりに薄くて見えないくらい照れながら彼女は白鍵の上にふわりと降りた舞っては鳴…

  2. 夏終わる

    夏終わる僕は僕のままでいい君も君のままでいい…

  3. レモングラスにカモミール

    レモングラスにカモミール日曜日の夜が好き彼女は言った書棚の中からお気に入り本…

  4. 星屑プレゼント

    星屑プレゼントつなげた星屑プレゼント プレゼント夜でもあなたの素顔が優しく光るよ…

  5. 大人になれなかった残党が

    大人になれなかった残党がそれぞれの部屋でもがき苦しむ目だけはギラギラさせて前髪が邪魔…

  6. あの信号が変わる前に

    あの信号が変わる前にあの頃 聴き捨てた 恋の歌を 今は涙でかくし 口ずさみ泣いてた?…

  7. あなたとマージンゼロになりたい

    あなたとマージンゼロになりたい毎日気持ちがカルーセルしていくあなたとマージンゼロになりた…

  8. 普段は良質なガスがあって

    普段は良質なガスがあってそれを幸せと呼び心はそれでいつも膨らんでいるのだけど循環が良くな…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP