暮らしの 日々のなかで
あてのないまま笑うように
慣れ合いは続いたね
体のどこかに虹色を
持て余していた気がした
どこにあるのか小さな種
あなたにだした答えは大雨で
台風前夜の風に吹かれて行った
公園で鳴き濡れるひぐらしは
遠く のどかにこだました
夏の軽薄な切なさを
言葉に出来ないままに
煙草に火をつける
カフェの灯りを求めて
集まる人々は 明日のない
会話に彩られる
あなたがだした答えも大雨で
台風前夜の予感が淡く包むけど
また 暮らしの 日々のなかで
あてのないまま笑いあいたい
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