「ごめん、待った?」

「ごめん、待った?」で始まると思っていたら
俺が待たせていた 場所を間違えた

雑誌で見つけた店に行ったら満席だった
隣の定食屋しかなかった

並木通りで「好きだよ」と言おうとしたら
人にぶつかった それからしばらく会話が消えた

浜辺で夕日を見ていたら腹が鳴った
手を握ろうとしたら雨が降り出した

夜景の見える丘は工事中だった
レストランでワインを飲みすぎて気持ち悪かった
最後にキスをするつもりだったのに
そんな気分になれなかった 苦しかった

別れぎわ「またね」が言えたとき
あのこが「うん」と言ったとき
そんなに悪くない気がした一日
理想と違う現実を何となく理解した日

日テレドラマ

都合のいい記憶

鳥に例えたなら

漫画全巻ドットコム
勇者ヨシヒコ

関連記事

  1. お前がサメなら俺はフォーク

    お前がサメなら俺はフォークアリゾナ辺りの海溝で錆びつくフォークお前は優雅に俺を飲み込んだ…

  2. 小さなキジトラ

    小さなキジトラ 落ちてた弁当漁り今夜も一日しのいでた母と別れて泣くことすら知らずに夜…

  3. 地下鉄の奥の夜空

    地下鉄の奥の夜空 俺たちの左を幾百かのスピードで返事をしないままいたら 皆 去っていくのだろうか…

  4. 夕日を反射する

    夕日を反射する大きな窓の奥コインランドリーから柔らかい風うねってまわって自転車のスポークにまわって…

  5. 君がハートを優しくつねる

    君が僕のハートを優しくつねる隣にいたなら肘でつついてやるのに手の届かない席僕をこ…

  6. 夏終わる

    夏終わる僕は僕のままでいい君も君のままでいい…

  7. 喉が渇いて

    喉が渇いて水が飲みたくなるように君が気になりメッセージを送ってしまう…

  8. たった40日

    たった40日思い出させてくれてありがとうたった40日まだあった人を好きになる…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP