ねえBのママ 俺は幸せにいつかなると信じたよ
誠実と優しさを感じる時の俺は強いんだ
これからは苦しい時ほど笑顔でいるつもりさ
ねえBのママ なるべく自分を許していこうと決めた
見返りを気にせず想うことってできるんだよ
それが気持ちよかったら面倒くさい親切をする
ねえBのママ 俺は結構一人で何でもできるし
寂しさだってそんなに悪いもんじゃないと思うことにした
だからこの先そんなに独りが続いてもさ 生きようと思うんだ
「あんたの話はいつも重いよね」 彼は苦く笑った
ほおづえのママがレジの下から取り出したコースター
「いつだったか客があたしにくれたんだけど
今のあんたにこれがお似合い」
“頑張れ”と書かれたしわくちゃのコースター
「あんただけじゃない安心して頑張りな」
初めて人前で泣き崩れた彼
Blueのカクテルがキラリと鳴った
ここはClub Blue
しわくちゃはグラスの滴か 涙の雫か
Blue… Blue… Club Blue…
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